QuantinuumとIBM、量子エコシステムの共同構築に向け、資本関係を強化

2022年2月22日、QuantinuumはIBMとの合意に基づいて、Quantinuumグループ企業であるCambridge Quantum Computingが運営するIBM Quantum Hubを拡大していくことを発表しました。IBMが最近発表した127量子ビットプロセッサー「Eagle」を含むIBMの量子コンピューティングシステムや、IBMの量子に関する専門知識やQiskitへのアクセスを顧客に提供し、量子エコシステムを推進・発展させていきます。合わせてIBM VenturesによるQuantinuumへの追加投資が完了したことを発表しました。

QuantinuumのCEOであるIlyas Khanは、次のように述べています。「IBM QuantumハードウェアとQiskitへのアクセスを拡大し、最先端の量子コンピューティングハードウェア用に開発されたソリューションをクライアントに提供できることを嬉しく思います。私達は、今後も様々な種類の量子プロセッサー技術を利用した研究を続けていきます。その中で、超伝導型量子コンピュータのリーダーであるIBMの量子プロセッサーは非常に大きな役割を占めています」彼は続けて、「IBMは成長する量子エコシステムの形成を強く支持しており、Cambridge QuantumとQuantinuumの初期段階での投資家でもあります。私達は、量子コンピュータを産業へ応用する幅広い可能性を開いていくことを楽しみにしています」と述べました。

Quantinuumは、量子コンピューティングのグローバルなエコシステムをリードする2つの企業、Honeywell Quantum SolutionsとCambridge Quantumの経営統合により誕生しました。この度の新たな投資とビジネスコラボレーションは、Quantinuumにおける量子コンピューティングの開発と量子技術の革新を加速させるでしょう。

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ケンブリッジ・クオンタムについて
2014 年に設立され、世界有数の量子コンピューティング企業の支援を受けているケンブリッジ・クオンタムは、量子ソフトウェアと量子アルゴリズムのグローバルリーダーであり、急速に進化する量子コンピューティングハードウェアを最大限に活用することができます。ケンブリッジ・クオンタムは、欧州、米国、日本にオフィスを構えています。2021年11月30日にケンブリッジ・クオンタムは、ハニウェル・クオンタム・ソリューションズとの経営統合が完了し、Quantinuumを設立したことを発表しました。

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