ハネウェル、量子コンピュータにより強化された暗号鍵を活用し、サイバー脅威に対する公益事業者のデータセキュリティを強化

- ハネウェルは、ガス、水道、電気の公益事業者向けスマートメーターに量子コンピューティングで強化された暗号鍵を統合した初の企業に

- Quantinuumの高度な技術により、エンドユーザーと重要インフラに対するサイバー脅威からの保護を強化

ヒューストン（米国）2023年09月07日：ハネウェル（Nasdaq：HON）は本日、量子コンピュータで強化された暗号鍵をスマート公共料金メーターに統合した最初の企業として、高度なサイバーセキュリティーの脅威からエンドユーザーのデータを保護を強化すると発表しました。 この取り組みにより、ハネウェルはQuantinuum（クオンティニュアム）の量子技術を活用した暗号鍵ソリューションであるQuantum Originを活用し、デジタル化が進む公益事業分野の信頼性と信用の向上に貢献していきます。

セキュリティが強化されたユーティリティメーターは、データ漏洩から保護する新たな基準を設定し、家庭用と商業用の両方でガス、水道、電気の公益事業インフラの、中断のない運用を保証するのに役立ちます。

ハネウェルのスマート・エナジー＆サーマル・ソリューション事業担当プレジデントであるハメッド・ヘイハット（Hamed Heyhat）は、「Quantinuumの量子コンピュータで強化された暗号鍵技術を当社のスマートメーターに統合することで、顧客企業はデータセキュリティを向上できます。我々は量子時代に公益産業がどのようにサイバーセキュリティに取り組むべきかを検討できるよう選択肢を提供します。今回発表した技術は、デジタル化と相互接続が進む世界において極めて重要な保護レベルです。この技術統合と継続的な技術革新によって、顧客企業が進化する脅威に先んじて対応できるようになると確信しています。」と述べています。

QuantinuumのQuantum Originは、量子コンピュータによって強化されたランダム性によって鍵を生成することで、従来のソリューションにはない、真に予測不可能な暗号鍵を提供します。Quantum Originを導入することで、公益事業者は、エンドユーザーのデータセキュリティを大幅に強化することができます。

現在、スマートメーター市場において、量子コンピュータで強化された暗号化保護を提供している企業は他にありません。この技術をハネウェルのスマート・エネルギーおよびサーマル・ソリューション製品に統合することで、特に重要なインフラに関連する業界のデータ・セキュリティにおけるニーズの高まりに対応することができます。

Quantinuumのプレジデント兼COO（最高事業責任者）であるトニー・アトレイ（Tony Uttley）は、「堅牢なサイバーセキュリティには、最新技術を活用した多面的なアプローチが必要です。ハネウェルとの協力は、量子コンピュータのパワーを利用して、より強靭なサイバーインフラを構築し、顧客保護を強化することの重要性を実証するものです。」と述べています。

ハネウェルのスマート・エネルギーとサーマル・ソリューション製品は、Quantum Originとともに北米と欧州の顧客に提供されています。この統合は、公益事業部門に革新的で安全なソリューションを提供する業界リーダーとしてのハネウェルの地位をさらに強固にしています。

ハネウェルのサイバーセキュリティソリューションの詳細については、ハネウェル｜サイバーセキュリティをご覧ください。また、Quantum Originの詳細については、Quantinuum Quantum Originをご覧ください。

ハネウェルについて

ハネウェル（www.honeywell.com）は、航空宇宙製品とサービス、建物と産業用の制御技術、パフォーマンス材料を含む業界固有のソリューションをグローバルに提供するテクノロジー企業です。ハネウェルのテクノロジーは、航空機、建物、製造工場、サプライチェーン、労働者のつながりを強化し、世界をより賢く、より安全で、より持続可能なものにしています。ハネウェルのニュースや情報については、ハネウェルのニュースルームをご覧ください。